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シュレーゲルアオガエルのご飯について

Posted by la mugio biancomua on   2 

すっかり5月ですね、紫陽花の季節も近付いて参りました。

今年最初の台風も過ぎ去り、
そしてとうとうシュレーゲルアオガエルの産卵が始まるシーズンがやってきました!(*^^*)




抱きつかれても眠いものは眠い

やる気満々なポールくんと、
気にせずとても眠そうなアルちゃん。




私の住んでいる地域にはヒキガエル、ウシガエル以外はいないので、

恐らく野生のペアも卵も見ることは出来なそうなのですが。。

日本中で沢山の卵が生まれ、立派なシュレーゲルたんに育ってくれることを願い、期待しています(*´∀`*)






今回はシュレーゲルアオガエルのご飯について書きたいと思います。


 シュレーゲルアオガエルのご飯について


 飼育下でのごはんについて

   ◆与えるエサ

   ◆与える方

   ◆ご飯の量

   ◆装備について

   ◆コオロギの話し

   ◆与える昆虫の大きさ

   ◆おすすめのエサ、与えたくないエサ



これらについて独自の見解でお話しさせていただきます。
2015年5月現在の考えなので、今後変わる可能性があります。

この畳ブログに立寄り、読んで下さった際、
ご意見、感想を頂ければ幸いです。






実はシュレーゲルアオガエルは繁殖期間中はご飯を食べないカエルです。
(モリアオガエル、タゴガエル、ヒキガエルも同じく食べません)

短期間ですが絶食します。
恋は短期決戦、といったところでしょうか(笑)

5月はまだエサとなる昆虫が少ないことに加え、
繁殖鳴きする場所と産卵場所が水辺に隣接した土の中や茂みになるので、
そこで捕食対象に遭遇することも少ないからです。


ちなみに飼育していても、オス(ポールくん)が鳴いている時抱接時
どちらもご飯には見向きもしませんでしたヾ(;´▽`A``

ただどちらも少し経つとその日のうちに食べます(笑)


冬眠から覚め、繁殖期間を終えると当然酷く痩せてしまうので、
ご飯を食べながらゆっくりと太っていき、
来たるべき冬と来シーズンの繁殖期に向けて体力を蓄えるのです。

自然下ではご飯を食べれないことも多く、
1、2週間何も食べれないこともザラです。
これはほとんどの肉食の野生動物に言えることでしょう。

そのため食べれるものは何でも食べます。


『樹上性だから』といって『自然下では陸上性の昆虫は食べない』という片寄った説もありますが、
シュレーゲルアオガエルに関して言えばその生態を考えても、論文の調査記録でも普通に食べることが知られています。

(樹上性の定義は分かりませんが、『木の上で生活する≠樹上性』ではなく、
吸盤を持つカエルを『樹上性』。
そうでないカエルを『陸上性』と分けている、という認識です。
間違っているかもしれません。)




◆では、飼育の話しに移ります。

飼育下では常に満腹(飽食状態)にさせた方が良いのか、というとそれは違います。
太らせすぎると脂肪肝になり、絶食よりも死のリスクが高まる。

また、飼育をしているとご飯を食べなくなる、いわゆる拒食することがあります。
昔の記事に書いていますが、無理に与えようとせず、心配しすぎないことが大切です。

関連記事 「【第一の壁】飼育初期の拒食のまとめ、考察、感想」

     「冬の食欲減退に対する仮説」


また、拒食は飼育に関して見つめ直すチャンスでもあります。

身体的に異常が見つからず、拒食になった場合の対策としては、
活きエサを入れっぱなしにしないで食べない時は活きエサを2日置きに入れ、何もしない日を作る。
出来るだけ静かにしてあげて極力ストレスを与えないようにすること。
活きエサの種類は最低でも2種類用意してあげるとなお良い。




与えるエサ

旬の昆虫をなるべく与えたいところです。

庭や公園を探せば色んな昆虫が見つかると思います。
後述してある食べれるサイズの昆虫を見つけたら捕まえて試しにケージに入れてみて下さい。

量が少なかったり、それが出来なければ、

主食を人工餌やダスティングされたコオロギ、シルクワームにして、
おやつ、副菜旬の昆虫を与えます。



◆与え方

餌皿に置くのが一般的です。
(私は早い段階で餌皿にデメリットを感じて置いていません。)


餌皿のメリットは、

ご飯の場所を覚え、お腹が減ったらそこで待機するらしいので、
カエルの空腹に合わせてご飯を与えることが出来る。

また、昆虫がどこかに隠れたりしないで済みます。


デメリットは、カエルは天敵を警戒し常に上を見ているので、
下に置くことになる餌皿よりも、目線より上の昆虫に気付きやすい。

(この習性を利用してピンセットを嫌うカエルにも人工餌を与えることもできる。)

なので餌皿に慣れるまでは餌の存在に気付きにくいです。

また、複数飼育する場合は独占されやすくもなるし、
食べさせる量のコントロールが難しい。


それでも飼育するのであれば餌皿を活用した方がメリットも大きいのは間違いないです。



◆食べる量について


出来れば小さな虫を回数に分けて食べる方が内臓への負担は小さいです

合計と同じ量を一度に与えることも出来ますが、
2日ほど消化に集中するためにあまり動かなくなりますヾ(;´▽`A``

元々そこまで動きませんが(笑)


例えば4cmのメスのアルちゃんに、
イエコのLサイズをダスティングして、
レプトミンを練ったものを10〜15個くらい装備させたものを食べさせていたこともあります。

これを与えるとコオロギを複数匹欲しがらなくなり、一匹食べると満足します。


毎日食べさせる必要は無く、3日に1回、1週間に1、2回でもいいですが、

機械的に決められた量を決められた日に与えるのではなく、
季節やその日の気温や与えた量などで飼育者が見極められるようにならないといけません。


それから体調が悪そうに見えたら少し絶食気味にして様子を見るなどして、
餌をあげるのを控えた方が良いかもしれません



◆装備に関して


先ほどの話しで出てきた「装備」という言葉ですが(笑)
これは私が独自にやっているものです。


「野生で育ったシュレーゲルアオガエルは人工餌を餌付けすることは難しい」
という話しがありますが、

人工餌の栄養バランスを考えても常備性にしても、
与えられればより飼育が安定するので、

ならば・・・!

と、せこい飼育者によって編み出されたのが『装備』です(笑)

というのも、ガットローディングはLサイズのコオロギでも、
レプトミンで言うなら1個以下しかお腹に溜められないからです。


単純に与えられるレプトミンの量がガットローディングの数倍になります。


レプトミンを粉末にしてダスティングさせる話しはよく聞きますが、
レプトミンを担がせる方法は聞いたことが無いので、

この独自の方法を『装備』、『畳式』または『強制労働』としておきます(笑)


室温によって労働者(コオロギ)の元気さが変わり、
レプトミンを担げる量が変わる(多過ぎると動けなくなる)
ので、

試したい人は試しながら的確な量を見つけてください。


最近はやってないのですが、目安としては、
 Mサイズなら3〜5個以下。
 Lサイズなら10〜15個以下くらい。

担がせすぎたレプトミンが動く姿はさながらレプトミンのお化けです。



★コオロギの話し★


ちなみに、
Lサイズのフタホシより、
Lサイズのイエコの方が捕まえやすく、視認しやすく、食べやすい
です。


視認しやすいというのは両爬の活きエサ専門店の方に聞きました。
カエルには視認しやすい色があるのですが、この話しはまた違うところでします。

捕まえやすいというのは、
ジャンプ力自体はイエコの方が上みたいですが、
足の力はフタホシの方が確実に上です。

また、フタホシは油のせいなのか光沢があり少々滑ります。
くわえたのに逃げられる、ということも良くあります。

くわえたのに逃げられた時のシュレーゲルアオガエルはショックを受けるのか、凹みます(笑)
これは飼育していれば分かると思います。

そして次は逃がさないように体全体を使って一生懸命食べたり、逆に諦めることもあります。
明らかに一度目とは違う食いつき方をします。
食べることに成功すると満足感に包まれた顔をします。



◆食べる昆虫の大きさは、

『体長の1/3の大きさ』
『頭の大きさ』

が目安になります。


3cmくらいのシュレーゲルなら、
1cmくらいの昆虫を複数匹食べさせるのが良いと思います。
3cmになるとLサイズのイエコも食べれるのですが、
Mサイズのイエコを複数匹与える方が良いです。



◆最後におすすめの餌と、与えたくない餌ですが、


おすすめシルクワーム、アオムシ、ヨトウムシ、シャクトリムシ、アゲハの幼虫で、

与えたくない餌ミルワーム、ハニーワーム(ブドウ虫)、サシ(ハエの幼虫)、生肉です。


シュレーゲルアオガエルは天敵から身を潜めるため、
茂みに隠れていることが多いのですが、

その生活の中でアオムシ、ヨトウムシは近くにいることが多いのです。
栄養も豊富で身も柔らかい
さらに素早く逃げれないし殆ど暴れないので好んで食べます。

目線の上にいることも多くヨトウムシに関しては同じ夜行性なので、
さらにさらに発見しやすいです。


ヨトウムシとアオムシ捕まえやすく、管理しやすく、好みの大きさに成長させやすいのでおすすめです。

ただし、蝶や蛾に羽化させてしまうと栄養価が落ちるので成長させすぎないようにしないといけません。
昆虫を外から調達することにこだわるのなら秋は季節柄食べさせることになると思いますが。。


次点でシルクワームです。

シルクワームはコオロギと比べて多少値が張ります。
特にシルクワームは桑の葉のみしか食べないので(桑の葉から作られたフードも食べる)
シルクワームの餌の調達+管理に少々気を使います。

それでも年中手に入る上に可愛い。

さらに芋虫なので、ヨトウムシやアオムシと似た形、似た動きをするため、
食いつきもかなり良くて、とても重宝します。


彼らを食べさせながら、たまにワラジ虫を与えたり、
芋虫をダスティングしてカルシウムを摂取させてあげます。

また、拒食を解消するのにもとても芋虫は効果的です。

餌皿を地面に置くしかない場合は高いところにいるシュレーゲルアオガエル達は見向きもしませんが、
芋虫は様々なところに捕まる力もあり地面に落ちないし、
目線より上に置くことが出来るので非常に効果的になり、

ゆっくり動く芋虫を発見しやすく、美味しそうに見えて飛びかかります。



◆では、なぜ同じような形をしているミルワームとハニーワームが良くないのか。

ミルワームとハニーワームは良く売られていて手に入りやすいです。
ですが、彼らは両生類のために売られているわけではありません。

良心的なお店なら、「カエルに与えるために欲しい」とちゃんと尋ねれば、
ミルワームとハニーワームはカエルには良くないと言われ、
コオロギやシルクワーム、レッドローチなどをすすめられるはず
です。


実は彼らは硬い皮膚に覆われていて、それをカエルは消化出来ないのです。
いわゆる「消化に悪い」というやつです。
これはシュレーゲルアオガエルだけでなく、アマガエルなどもそうなので覚えておいて下さい。


そもそもミルワームは栄養が偏っていて、消化出来たとしてもあまりよろしくなく、

ハニーワームは消化出来たとしても高タンパク、高脂質なので、
常食させると即脂肪肝につながります。

サシも消化出来ないために、それを羽化させた直後に食べさせるシステムがありますが、
羽化直後はお腹の中も空っぽであまり栄養がありません。
(ハエに羽化させ1週間くらいハエに栄養のあるものを食べさせたら少しは良いかもしれませんが、飛ぶため手間がかかります。)

これらを主食にカエルを飼育するのはよろしくない、と覚えておきましょう。


最後に、生肉と書いたのは、たまに与えている話しを聞くので書きました。

人間の食べるような肉はやはり高タンパク、高脂質すぎる。

さらに栄養の偏りが大きい消化出来ない部分があるので、
カエル向きではないですし避けた方が良いです。

全てのカエル(ツノガエルも含む)にも良くないです。







カエルの食事は『視覚』『聴覚』『味覚』などの五覚も関わってきますし、
『嗜好性はあるのか』などにも話しが繋がります。

なのでまた別の機会に書きたいと思います。


飼育する上で、必要最低限だけでなく、
両生類、爬虫類や昆虫や植物、土、天候、四季などについて学べば学ぶほど役に立つと思いますので、

これからもマイペースですが出来る限り勉強して、
様々な情報を仕入れては真剣に考えて、
その中で飼育に役に立つことを見つけていきたいと思います。


ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。
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-2 Comments

ケロンボ says...""
ピピーッ! そこそこ、抱きつきは反則ですよ!
ポール君にイエローカード1枚、アルちゃんに直接フリーキック!

……… la mugioさんに名づけの由来の正解を伺ってから、
つい擬人化して見てしまいそうになる自分の邪念と闘っております(-_-)
しかし、スコールズ選手とモーガン選手をピックアップするに当たって、
ものごっつい筋の通った理由があるのに驚きました(笑)

la mugio博士の研究論文「ご飯について」、大変勉強になりました(^_^)
飼育時のエサについては未知の世界です。
コオロギに練ったレプトミンを装備させる畳式給餌法って……
コオイムシみたいなのを想像したんですが、あってますか?

うちのベランダ周辺のアマガエルたちは、
その辺を歩いているアリやクモ、樹木につくハゴロモやヨコバイ、
窓ガラスに飛んでくるユスリカやトビゲラ等を食べているのを見ます。
2015.05.20 18:05 | URL | #eawh9H.c [edit]
la mugio says..."コメントありがとうございます!"
「審判審判!w 触ってないって!w」
「ちょっと、審判!今の外じゃなくて中でしょ!PKよPK!」

擬人化してしまったらなかなか大変な写真ですね!
素晴らしいサッカー選手が生まれること間違いなしですが・・・(笑)

名前をつけるなら、私の性格上、「フィーリングだけで付けたくない、しっかりした理由付けが欲しい」というめんどくさい部分が出てしまいますヾ(;´▽`A``
ただヒキオくんは完全にフィーリングですが(笑)
ヒキオくんは観察するだけの存在と決めていたからかもしれませんね。

まだまだ書き足りない部分があるのですが、
実は「カエルの好み」の部分で悩んでいたことに関して、
論理だった理由が見つかったので改めて書きたいなと思っています(*^^*)
コオイムシ!そんな感じです(笑)
コオイムシの卵を小さく切った明太子に代えてフワッと乗せた感じですね♪

アマガエルはアリも好んで食べるそうですね!
カエルの種類、個体ごとに食べるものが違いますが、
住んでいるところと身体のサイズ、視力が主に関係するのかなと考えています。
自分のいる場所に羽虫が来た時の、「待ってました」と言わんばかりの食べっぷりは楽しいですよね♪
生きていくために、ご飯にありつける少ないチャンスを逃さないようにとにかく何でも食べる強さがカエルにはあります。
この点は爬虫類のトカゲやヘビよりも上回っている部分です。
逆になぜ、例えばヘビは食べるものを限定したのか、コメントを書きながら勉強したいなと思いました。
2015.05.21 22:44 | URL | #5qzR/yyo [edit]

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