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日光浴 ④ 太陽を浴びずに育ったシュレーゲルアオガエル・モリアオガエルについて

Posted by la mugio biancomua on   2 

私がシュレーゲルアオガエルを飼うにあたり、
やはり「オタマジャクシから育てたい!」という想いがありました。

オタマジャクシや変態後すぐのカエルから育てると、人間に慣れやすいカエルに育つからです。


これは他の動物を育てても同じだと思います。
子供の頃から人間に慣れるように育てると、人間に慣れやすくなります。


インターネットにある、シュレーゲルアオガエルの有名な飼育方法にもまた、同じように書いてありました。

特に野生から生体のシュレーゲルアオガエルを捕まえてきて育てる時は、
エサの場所を覚えるだけでも十分だと言われていました。

ましてやピンセット給餌は不可能だ、と書かれています。

ただ、実際に飼ってみると本当に臆病で神経質なカエルですが、
人間に慣れますし、ピンセット給餌は出来るようになります。


また、オタマジャクシから育てることでよりカエルのことを知りたいと考えていました。
成長につれてどのように飼育の仕方を変えていくか等を考えたかったのです。


なのでオタマジャクシから育てる方法をインターネットで調べ尽くして、
実際に飼う際にどうするかを考え、イメージしていました。


そして、飼育されているシュレーゲルアオガエル、モリアオガエルを調べていくうちに、
ある一つの疑問が生まれました。



 ④『オタマジャクシ、または変態後すぐから育てられたシュレーゲルアオガエル・モリアオガエルは、野生のような綺麗な緑色には育たない。』



インターネットで飼育ブログを調べたことのある方なら見た事があるかもしれませんが、

少し色の薄い青緑色のシュレーゲルアオガエル、モリアオガエルの写真を見た事がありませんか?

いわゆる珍しい青色(水色)のカエルでもなく、少し彩度(色の鮮やかさ)が落ちた青緑色の肌のカエルです。


自然下ではあのような色のカエルに育つことは殆どありませんが、
オタマジャクシや変態後すぐから飼育されたシュレーゲル、モリアオは彩度の落ちたカエルに育つことが多いのです。


このことから、遺伝とは別に、『オタマジャクシから生体に成長するまでの間に浴びた光(波長)によってシュレーゲル、モリアオの体色は決まる』と考えています。


太陽光には、様々な色の光が含まれていることがニュートンの実験によって証明されています。
可視光線の中で一番波長が長い色は赤色で、一番波長が短い色は青紫です。
(波長が短い順に、紫、青、青緑、緑青、緑、黄、橙、赤)


太陽光には、その全ての波長の可視光線がほぼ均等に含まれています。

なので、太陽光を浴びて育つと、
いわゆるシュレーゲルアオガエル、モリアオガエルの発色の良い鮮やかな緑色の体色になります。



室内で育てられると、太陽光を浴びることが出来ません。
代わりに蛍光灯の光を浴びることが殆どだと思います。

蛍光灯の光は黄や青の光が、他の色の光より多く含まれています。
なので緑ではなく、青緑のような体色になるのだと考えられます。

また、室内の照明は太陽光と比べると遥かに暗く
周囲の状況によって異なりますが、4倍(日の出1時間後)から100倍ほど照度の差があります。
曇りの日の昼間と、明るいパチンコ店内の照明でも25~30倍以上も外の方が明るいのです。
(これが室内で日向に生える植物が育たない理由の1つです)


この明るさの差が、野生のカエルの体色を鮮やかに成長させて、
室内で育ったカエルは体色が薄く、鮮やかに育たないのだと考えています。

(強い照明を使って育てれば違うかもしれません)


ここまで書きましたが、ではこの差が。
生育期に太陽の光を受けずに育ったことでカエル自身にどう影響するのかは分かりません。

もしかしたら野生のカエルと比べて悪い環境、または恵まれすぎた環境の影響で様々な機能が育ちきらず、
免疫力が弱く、骨密度の低いカエルに育つかもしれません。
逆に生育期から飼育され、栄養のバランスの取れた餌を食べて育ったことで健康に育つかもしれません。

これは本当に細かく研究しないと分かりません。
また、生体から飼育しても老化とは別で徐々に機能は落ちていくのだろうと思っています。
あくまで可能性ですが、こういったことを無視せず、向き合った上で飼育しなければなりません。
『生き物を飼う』とはそういう事なのです。


ただ、2015年6月現在。
このブログにおいて私が主張したいのは、
『「健康に育つ上で日光は必要ない」とは考えにくい』ということです。





①〜④という4回に渡り、日光浴について学んだことを書いてきました。

今回のように飼育における日光浴について書かれたものがインターネット上では殆どなかったので、
私なりに調べ、勉強し、考えた上でまとめさせていただきました。

特に今回の記事に関してはカエルに関する情報を載せているブログ等ではあまり書かれていません。
体色の鮮やかさと日光の関係は他の生物でも知られています。
(飼育される生物においては、いわゆる色揚げなどです。)

これから飼育することを考えている人のためにも明記しておくべきだと考えました。

日光浴がカエルにとってどういうものか、どう影響するのかを知った上で、
自分はどうするべきか。
日光浴を強制したいわけではないですし、
各々の流儀にあった飼育スタイルというものがあるのでとやかく言う立場ではありませんが。
カエルを飼育しているけど日光浴に関して知らない方は、
どういう飼育をしていくことが良いのか、
改めて試行錯誤し、考えなおす切っ掛けになれば幸いです。


DSC_0113.jpg

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日光浴 ③ 緑色にならなくなったアマガエル

Posted by la mugio biancomua on   0 

先日、日光浴についての記事を二つ。


 ① 日光浴の方法と注意点

 ② 日光浴の必要性


と書いて満足していましたが、

もう2つ!

大事なことを書き忘れていたので、

③、④を書きたいと思います。


 ③ 緑色にならなくなったアマガエル

 ④ 幼少期に太陽を浴びずに育ったカエル


この二つについて分かっていることを書きたいと思います。






緑色にならなくなったアマガエル


これは、
「捕まえた時は綺麗な緑色だったのに、飼育ケージに入れてから灰色になり、緑色にならなくなった」

そんなアマガエルに対する例です。


「アマガエルは環境に合わせて体色を変える。」
というアマガエルの性質は有名です。

アマガエルの体色変化はホルモンによって行われるのですが、
主に目から入った光の刺激を受けてホルモンを分泌して、体色を変化するそうです。

変色は温度、湿度、光、その時のアマガエルの休息状態によって左右されるそうです。


体色変化に関して詳しく知りたい方は検索して下さい(笑)
ただし、まだアマガエルの変色に関しては謎も多く、分かりきってはいないそうです。



この性質を踏まえて、
捕まえてきた緑色にならないアマガエルを緑色にしたい人がまず行うのは

「ケージに植物を入れれば良い!」


という行動を取るのですが、大抵効果がありません。


ではここで、問題です!
急ですが問題です!






 Q, ある健常者を部屋に招き、赤色と青色と緑色の両面同じ色で塗られた3枚のカードを見せてシャッフルし、1枚ずつ並べました。
   そして「右から順に色を教えて下さい」と聞いたところ、「わからない」と答えました。
   それはなぜでしょうか?




アマガエルの話しに戻りますが、

体色変化は目から入った情報だけでなく、肌に触れた色も読み取り、体色を部分的に変化させることが出来るそうです。

しかし、例外があって、
アマガエルは日頃から強い光を浴びていないと明るい体色=緑色に変化出来ないのです。

捕まえてきたアマガエルが緑色にならなくなったのは、
「ならない」のではなく、「なれない」からなんです。


太陽の光を浴びることが出来なくなり、
周りの環境の色彩を読み取れなくなっているのです。


なので対処法(あまり良い言い方ではありませんが)は、

太陽光の入る窓辺や外に飼育ケージを置くこと、です。

 ※ただし日が長時間当たりすぎる場所は温度が上がりすぎたり乾燥しすぎたりして危険なので、注意して下さい。

詳しくは、
① 日光浴の方法と注意点
を読んで下さい!


「あまり良い言い方ではない」というのは、
緑色にするという目的のためだけに日光浴をさせるのではなく、
アマガエルの健康を促進するために日光浴をさせてほしいという考えからです。

否定出来る立場ではないのですが、
こういったものを書いて少しでも経験や知識を広めていければなと考えています。


この記事を読んだカエル飼育者のみなさんもぜひブログを開設してほしいと思っています。


情報をインプットするだけでなく、
みなさんの貴重な飼育の経験をアウトプットしてほしいのです。


飼育に関して調べていて、
この畳ブログに行き着いた方なら分かると思いますが、

まだまだカエルに関する情報というのは少ないのが現状です。

カエルについての飼育の日記を書き留めていくことで、
それがこの先、カエルに興味を持った方の道しるべになっていくからです。

少しでも多くのカエル達が少しでも幸せになれるようにこのブログを通して知識や経験を役立ててほしい、という想いで私自身もこのブログを書いています。

どうかご理解いただければ幸いです。



では、先ほどの10秒で考えた問題の答えですが、


 A, 部屋が暗くて色が分からなかったから


でした(笑)


アマガエルもまた、部屋の照明程度の光では植物の緑を感じることが出来ません。
なので日光を浴びさせてあげよう、というわけでございました。。

緑色だったアマガエルが灰色になり、
植物を入れても緑色に戻らなかった際は試してみて下さい。


アマガエルは専門ではないのに、しゃしゃりでてすいませんでした。。


次回は、『④ 日光を浴びずに育ったカエルは緑色に育たない』です!

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